ThinkPad P1 Gen 4に観る、大和研究所ノートPC放熱設計の神髄

ThinkPad P1 Gen 4に観る、大和研究所ノートPC放熱設計の神髄

 レノボ・ジャパンが販売している「ThinkPad P1 Gen4」は、16型WQUXGA(3,840x2,400ドット)のディスプレイ、CPUにIntel 第11世代CoreやXeonを搭載し、dGPU(単体GPU)としてNVIDIA RTX A5000を選択できるという、現時点では考え得る限りで最高スペックのモバイルワークステーションとなっている。

ThinkPad P1 Gen 4に観る、大和研究所ノートPC放熱設計の神髄

 その名称からもわかるようにThinkPad P1 Gen 4は、ThinkPad P1としては第4世代で、従来の第3世代(Gen 3)と同じブランド名ではあるが、実のところ完全な新製品とも言えるほど大きく進化している。特に「熱設計」については、 本体サイズを維持したまま、57%もの発熱量アップに対応するという、驚異的な進化を遂げている。

 そうしたThinkPad P1 Gen 4の熱設計の詳細を、レノボ・ジャパンのヤマト研究所で製品設計を担当している北村昌宏氏と内野顕範氏に話を伺った。