ポルシェ タイカン に第3のバリエーション…「スポーツツーリスモ」欧州発表

ポルシェ タイカン に第3のバリエーション…「スポーツツーリスモ」欧州発表

(写真:レスポンス)

ポルシェ タイカン に第3のバリエーション…「スポーツツーリスモ」欧州発表

ポルシェは1月19日、スポーツEVの『タイカン』に第3のボディバリエーションとして、『タイカン・スポーツツーリモ』(Porsche Taycan Sport Turismo)を欧州で設定すると発表した。写真:ポルシェ・タイカン・スポーツツーリスモ◆クロスツーリモのオフロード仕様パーツを取り去る最初に登場したタイカンは、4ドアのスポーツEVだ。その後、第2のボディバリエーションとして、5ドアの『タイカン・クロスツーリモ』が追加された。タイカン・クロスツーリモは、タイカンよりもオフロードテイストを強調したデザインを採用する。今回、タイカンの第3のボディバリエーションとして発表されたタイカン・スポーツツーリモは、タイカン・クロスツーリモがベースだ。オフロードテイストのパーツを取り去り、オンロード志向が強調されている。『パナメーラ』に用意されている『パナメーラ・スポーツツーリスモ』と同様のコンセプトといえる。具体的には、タイカン・クロスツーリモのホイールアーチトリムを廃止した。オフロードデザインパッケージの一部として、フロントバンパーとリアバンパーのコーナーとシルエンドに付くフラップブラックも未装備となる。また、オフロード走行を想定したタイカン・クロスツーリモは、駆動方式がAWDのみ。これに対して、タイカン・スポーツツーリモではAWDだけでなく、2WD(後輪駆動)も設定されている。◆「ターボS」は最大出力761psタイカン・スポーツツーリモはAWDモデルの場合、非常に効率的な電気モーターを、フロントアクスルとリアアクスルに1基ずつ搭載し、4輪を駆動する。電気モーター、トランスミッション、パルス制御インバーターは、コンパクトなドライブモジュールに一体設計された。リアアクスルには、2速トランスミッションを搭載する。1速は静止状態からの発進時に、鋭い加速を可能にする。ロングレシオの2速は、高い効率と同時に、高いエネルギー残量を追求する。2速は、高速走行時にも適用される。最上位グレードの「ターボS」は、ローンチコントロールとの組み合わせで、最大761psのオーバーブースト出力を発生する。0~100km/h加速は2.8秒、最高速は260km/hだ。「4S」グレードの場合、WLTPサイクルによる航続は498km。バッテリーは、およそ22分で80%の容量を急速充電できる。100 kmの航続を追加するには、5分の充電が必要、としている。

レスポンス 森脇稔