BMW、“ザ・インディペンデント”新型「X3」発表会。まずはディーゼルモデルから導入

BMW、“ザ・インディペンデント”新型「X3」発表会。まずはディーゼルモデルから導入

アクティブ・プロテクション

衝突などの危険回避が不可能な場合に、シートベルトの締め付けを強め、また、ウィンドウとサンルーフを自動で閉めることにより、乗員を保護する。

BMW、“ザ・インディペンデント”新型「X3」発表会。まずはディーゼルモデルから導入


ビー・エム・ダブリュー株式会社 代表取締役社長のペーター・クロンシュナーブル氏

 発表会にはビー・エム・ダブリュー 代表取締役社長のペーター・クロンシュナーブル氏が登壇。冒頭の挨拶で「X3は2003年に登場し、今回のモデルは第3世代になります。ここ日本では初代X3は2004年に発売され、以来、我々は3万台近くを販売しており、これはBMW Xシリーズのセールスの3分の1を超えます。初代X3をドライブしたことを覚えており、私の期待をはるかに上まわるものでした。純粋なオフロードのモデルのように見えましたが、BMWのスポーツカーのような走りをしたのです。SAVがこれほどに高級感を提供し、そして“駆けぬける歓び”をもたらしてくれるとは思いもしませんでした」と、初代X3について振り返る。

 そして新型X3の話に入る前に、これまでの販売実績などについて説明を行ない、「2016年はグローバルでは創立100周年、日本では35周年を祝いました。私たちは記念すべき年に新たな記録を打ち立てようと決意し、2016年を最高の年にしようと考えてそれを実現しました。7万5000台以上を販売し、これは8年連続で台数を伸ばしたことになります」と、日本での販売が好調であることを報告。

 2017年については「5シリーズをフルモデルチェンジし、MINIでは初のPHEV(プラグインハイブリッド)『MINI クーパー S E クロスオーバー ALL4』が発売されました。また、普通2輪免許でも乗れるBMW モトラッド初のバイク『G 310 R(ジー・サンイチマル・アール)』も出ました」と、積極的に新製品をリリースしていることを報告するとともに、「我々のPHEV攻勢も成功に貢献しており、今やBMW、MINI、モトラッドに電動モデルがあります。合計で9つのEV(電気自動車)とPHEVのモデルがあるということで、これはどのメーカーよりも多い数です。2025年までには25の電動化モデルをグローバルのラインアップに入れたいと思っています」と、今後の展開についても言及。

 また、「2017年の売上累計は上がっており、(1月~9月期で)BMWは3.2%増、MINIは4.5%増、BMW モトラッドは素晴らしい成長を見せ、15.8%増となっています。新型X3のローンチで、2017年もまた記録を塗り替えるのではと考えています」と、今後も記録更新に向けまい進していくことを語った。

BMWの販売実績。2016年まで8年連続で台数を伸ばしてきた1月~9月期の累計台数。2016年よりもBMW、MINI、BMW モトラッドのいずれも販売台数を伸ばしている

 一方、新型X3については「SAVモデルをお買い求めになったとき、オフロードでのパフォーマンスやタフでダイナミックであることを期待するでしょう。新型X3を目にすれば“そのとおり”と実感すると思います。プレミアムモデルを購入すると、品質や高級感を求めますが、新型X3はこれも提供します。ドアを開けて中に入ってください。素晴らしいフィット&フィニッシュ、仕上げの素晴らしさに目を見張ります」。

「BMWを購入すると、ドライビングパフォーマンスを期待するでしょう。“駆けぬける歓び”をお約束します。新型X3はオンロードでもオフロードでも望みのままに走ってくれます。我々のブランドはますますイノベーションという言葉と同義語になっています。最先端のコネクティビティ機能、部分自動運転を可能にした運転支援システム、そして経済性、環境性能。これらの分野すべてで期待を上まわっています。どこにいても、1年のどのような季節であっても新型X3は頼りがいがあります。だからこそ、私たちはこのモデルを“ザ・インディペンデント”と呼んでいます。このクルマがあれば行きたいところに行け、旅を楽しむことができるのです」と、新型X3のアピールを行なった。

新型X3のターゲットユーザーCd値は0.29エクステリアデザインパワートレーンのスペックディーゼルエンジンでは最新の尿素SCR技術を採用し、EURO6およびポスト新長期規制に適合「ドライビング・アシスト・プラス」を全車に標準装備新型X3のラインアップ各モデルの価格