実売2,980円でマイコンカー制御を体験できる「マイコンレーサー」で遊ぶ

実売2,980円でマイコンカー制御を体験できる「マイコンレーサー」で遊ぶ

 ルネサス エレクトロニクス株式会社と株式会社ルネサスソリューションズは、マルツエレック株式会社と共同開発したマイコンカーの入門機「マイコンレーサー」(MMCR-FS)を7月31日に発売した。価格は2,980円。予約しておいた本製品を7月31日に受け取ることができたので、何ができるのかなどをレポートしたい。

 ちなみに、7月19日に発表された本製品は、その低価格もあってか注目されているようで、7月21日までに初回販売数量を上回る予約が集まったとのお知らせがマルツパーツ館の販売ページに記載されている。原稿執筆時点では、注文すると8月13日の出荷となるそうである。

実売2,980円でマイコンカー制御を体験できる「マイコンレーサー」で遊ぶ

 マイコンカーとは、マイコン制御によって自律的に走行するロボットカーで、本製品はセンサーによって線(ライン)をトレースし、それに沿って走行するタイプだ。マイコンカーはさまざまな競技会が行なわれており、ルネサスグループも競技会を主催し継続的に注力している分野の1つとなっている。

 本製品はそうしたマイコンカーの入門キットで、“半田付け不要”で、アイコンを使ったプログラム上から“マイコンカーの制御を学ぶ”ことに特化している。もう少し細かくいうと、ハードウェア(各部品)は何をしているかだけを簡単に理解すればOKで、ソフトウェア側の制御のアルゴリズムだけをユーザーの手に委ねたものとなる。

 マイコンカーの入門キットとしては、本製品と同じルネサス製マイコンを使ったものが日立インターメディックスから出ている(一般向け価格6,300円)。マイコンレーサーと同じアイコンを使った制御プログラムが利用可能だが、こちらは各部品を自身で半田付けする必要がある。一方でオプションを使った機能拡張やマイコンのプログラムも想定されているなど、もう少し本格的にマイコンカーの世界へ入っていきたい人向けといえる。

 マイコンレーサーにもっとも近い製品といえるのが、イーケイジャパンが出している「ライントレースカー」(2,100円)と「光センサー・プログラミングカー」(2,940円)だろう。こちらも独自のプログラムを提供しておりアイコンを並べるだけで制御させることができる。半田付けが必要になる点でマイコンレーサーより少しハードルは高いが、製品ページを見る限り部品も最低限で難易度は高くなさそうである。

 こうしたマイコンを使った制御と電子回路は切り離せない関係にもあり、これら類似製品は、入門向けとはいえ半田付け作業を含む“電子工作”の枠組みの中にあるといっていい。本製品はその電子工作部分の知識はほぼ不要で、制御のみを自分で行なうのがユニークな点となっている。